「インプラント治療」とひとことで言っても、治療部位や口腔内の状況によってその治療方法はさまざまです。

また、使用する部材や治療技術によって治療の安全性も変わるので、しっかりとした前提知識が必要な治療方法となっています。

インプラントの構造・素材・メーカー

インプラント説明イメージ
  • 左:ワンピースインプラント
  • 右:ツーピースインプラント
インプラントの構造

ワンピースインプラントは、インプラント体と土台(アバットメント)が1つになっているため、二次手術(頭だし手術)の必要がないため、手術を避けたいインプラント初心者の先生に良く用いられています。ツーピースインプラントは、インプラント体と土台が分かれており、手術が2回必要です。

ワンピースインプラントは、かみ合わす歯と骨の方向が違った場合、修正が困難ですが、ツーピースインプラントでは土台の方向を変えることでよく咬めるようにできます。良い位置に骨がない場合が多いため(骨がないところにはインプラント入れられない)、当院では良く咬めるようにするため、ツーピースインプラントを採用しています。

インプラント素材

現在では、チタン製が一般的で、大きく純チタン製とチタン合金製に分かれます。チタン合金は施工が簡単で強度があり、価格が安いが、金属アレルギーなどの問題があるため、ヨーロッパでは純チタン製インプラントが主流です。インプラントの価格が安くても金属アレルギーで骨とくっつかなくては本末転倒なため、当院では純チタン製インプラントを使用しています。

インプラントの主要メーカー

国内外で100種類以上あるインプラントのうち実績のある3大メーカーをご紹介します。

  • ノーベルバイオケア・インプラント(ブローネマルク)
  • ストローマン・インプラント
  • アストラテック・インプラント

この3つのインプラント以外は長期成績の論文がなく、患者さんにインプラント成功率の話をすることができないため、当院では治療成績が良く、世界中で実績のあるアストラテック・インプラントを採用しています。

インプラントの歴史と進化

インプラントは長年の研究によってめざましい進歩を遂げてきた治療法です。

1965年に世界で初めてブローネマルクがインプラント埋入に成功して以来、治療を受けた方は現在までに約100万人以上。40年以上にも及ぶ臨床試験から、インプラントは一人ひとりのご要望に応えられる身近な治療法として定着してきました。ブローネマルクの弟子たちと歯周病学の神様的存在のリンデが共同でブローネマルクインプラントの良いところは残し、欠点を改良したのが、アストラテック・インプラントです。

そして現在では、治療技術のさらなる進化により、安心してインプラント治療を受けていただける環境が整っています。

ブリッジや入れ歯との違い

ブリッジや部分入れ歯が健康な歯を削ったり、バネのかかる歯に負担がかかるのに対し、インプラントの場合は、他の歯に負担をかけません。当院では、人工歯としてジルコニア冠を使用するため見た目も良く、汚れが付きにくいなどのメリットがあります。

義歯やブリッジ

3DRとの違い

インプラントは、骨さえがあれば非常に優れた方法です。一方、3DRは手術をしなくて良い、治療期間が短いなどの利点を有しますので、患者さんの希望や骨の状態などを勘案し、治療法をご提案していきますのでご安心ください。

インプラントの適性

インプラントは欠損した歯を補うに適した治療法ではありますがメリット、デメリットは当然存在します。患者さんのお口の状況により最適な治療方法は変わってきますので、その点をご理解いただいたうえで治療方法を選択していただくことをおすすめいたします。

初診相談であなたに合わせた適切な治療のご提案

インプラント治療を行うにあたり、手術可能かどうか・本当に最適な治療方法かなど、患者さんの希望をふまえたうえできちんと検証し、治療計画を立てていきます。

しっかりカウンセリング、術前検査を行い、正確な治療方針のもと、治療を開始していきます。術後も徹底したサポートを行っております。はじめての方も遠慮なくご相談ください。

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